ムカシノコト、ホリコムヨ。

おもに鹿児島あたりの歴史を掘りこみます。薩摩と大隅と、たまに日向も。

田の神

鹿児島神社の田の神/鹿児島市草牟田

鹿児島市の草牟田(そうむた)に鎮座する鹿児島神社(かごしまじんじゃ)。ここには、なかなかの雰囲気を持ったタノカンサァ(田の神様)が祀られている。 南九州にはタノカンサァ(田の神)の像が大量にある。各集落にいるような感じで、その土地その土地の…

「大坪の田の神」、高台から田を見守る/鹿児島県薩摩川内市

「大坪の田の神」像を訪問した。場所は、鹿児島県薩摩川内市祁答院町藺牟田の大坪というところ。山間部の農村である。大坪公民館(ほたるの館)の広場にタノカンサァがいるのだ。 南九州の農村の風景の中には、タノカンサァ(田の神様)の姿がある。18世紀頃…

タノカンサァ(田の神様)、南九州のあちこちで出くわすぞ

田んぼの畔で見かける。辻に立っていたりもする。神社や公民館で出会うことも。 タノカンサァ(田の神様)の像がものすごくたくさんある、鹿児島県と宮崎県南部には。その数は確認されているだけでも2400体以上にもなるそうだ。 地元の者にとってタノカンサ…