2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
島津義久(しまづよしひさ)には娘が3人いる。長女は御平(於平、おひら)、次女は新城(しんじょう)、三女は亀寿(かめじゅ)と呼ばれている。 島津義久は島津氏の16代当主に数えられる。薩摩国・大隅国・日向国を制圧し、さらには九州全土へとその勢力を…
鹿児島市宇宿に天之御中主神社(あめのみなかぬしじんじゃ)が鎮座する。別称に妙見神社(みょうけんじんじゃ)とも。古くは妙見廟とも呼ばれていた。 このあたりはかつての薩摩国谿山郡宇宿のうち。『三国名勝図会』巻之十九で「妙見廟」について書かれてい…
JR南鹿児島駅前に「牛掛公園」というのがある。このあたりは「牛掛(うしかけ)」と呼ばれるところ。「牛懸」とも書く。あるいは「牛落」「牛下」とも。こちらの読みは「うしおろし」。 牛掛公園 鹿児島と谷山の間では、たびたび合戦があった。そのことも併…
中世の島津氏の惣領は奥州家(おうしゅうけ)である。そもそも奥州家とは何なのか? その始まりについて、ちょっと記事にしてみた。 島津氏が南九州の支配を確立するのは、南北朝争乱期のことである。その立役者となったのが島津氏久(しまづうじひさ)だっ…