2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
鹿児島市の南のほうに「喜入(きいれ)」はある。この地の南方神社(みなかたじんじゃ)は、すごく雰囲気のある場所なのだ。 ものはついでに、喜入の歴史もまとめてみた。ちなみに、かつては「給黎」と書いて「きいれ」と読んだ。これが「喜入」となったのに…
「たしか、あそこには桜の木があったな」と思いたち、現地に行ってみた。その場所は、鹿児島県姶良市加治木町の木田(きだ)にある新中公民館。ここにはユーモラスな雰囲気のタノカンサァ(田の神像)がいるのだ。ちょうど桜の木の下に。 田園風景の中にタノ…
鹿児島市下荒田に鎮座する荒田八幡宮(あらたはちまんぐう)。この境内にタノカンサァ(田の神像)が置かれている。 タノカンサァ(田の神像)は鹿児島県と宮崎県南部に大量に見られる。島津氏領内で広がった民間信仰である。田の守り神であり、子孫繁栄の神…
鹿児島市に「武(たけ)」と呼ばれる場所がある。JR鹿児島中央駅の南西のあたりだ。駅から九州新幹線の線路が伸びる。その線路沿いに「西郷公園」というのがある。ここは西郷隆盛の屋敷跡なのだ。「武西郷屋敷跡」「西郷武屋敷跡」と呼ばれたりもする。 「武…
鹿児島市の草牟田(そうむた)に鎮座する鹿児島神社(かごしまじんじゃ)。ここには、なかなかの雰囲気を持ったタノカンサァ(田の神様)が祀られている。 南九州にはタノカンサァ(田の神)の像が大量にある。各集落にいるような感じで、その土地その土地の…
薩摩国鹿児島の清水城(しみずじょう、鹿児島市稲荷町)は、中世に島津氏が拠点とした。その城下に島津氏が篤く崇敬した5つの神社がある。これらはまとめて「鹿児島五社」と呼ばれている。清水城下のあたりは「上町(かんまち)」ともいい、「上町五社」と呼…