ムカシノコト、ホリコムヨ。鹿児島の歴史とか。

おもに南九州の歴史を掘りこみます。薩摩と大隅と、たまに日向も。

木田の新中公民館の田の神、桜の木の下に/鹿児島県姶良市加治木

「たしか、あそこには桜の木があったな」と思いたち、現地に行ってみた。その場所は、鹿児島県姶良市加治木町の木田(きだ)にある新中公民館。ここにはユーモラスな雰囲気のタノカンサァ(田の神像)がいるのだ。ちょうど桜の木の下に。

 

桜咲く田の神に上に

田園風景の中にタノカンサァと桜の木

 

 

 

 

桜の花が満開だった! 白い花であった。いい雰囲気だ。

田の神像と桜の花

低い視点から撮影してみた

 

ここのタノカンサァ(田の神)は彩色されている。2体いて、いずれも田の神舞(たのかんめ)姿を模している。製作年は不明。もともとは別々の場所にあったものらしい。サカキは新しい。地域で大事にされているようだ。

田の神像が2体

正面から

田の神像を見る

表情がいいのだ

 

後ろ姿はこんな感じ。大きなシキをかぶっている。シキとは米を蒸す際に用いる道具である。

田の神像の後ろ姿

背中から

 

タノカンサァ(田の神像)は鹿児島県と宮崎県南部で見られるものである。詳しくはこちらの記事にて。

rekishikomugae.net