「たしか、あそこには桜の木があったな」と思いたち、現地に行ってみた。その場所は、鹿児島県姶良市加治木町の木田(きだ)にある新中公民館。ここにはユーモラスな雰囲気のタノカンサァ(田の神像)がいるのだ。ちょうど桜の木の下に。
桜の花が満開だった! 白い花であった。いい雰囲気だ。
ここのタノカンサァ(田の神)は彩色されている。2体いて、いずれも田の神舞(たのかんめ)姿を模している。製作年は不明。もともとは別々の場所にあったものらしい。サカキは新しい。地域で大事にされているようだ。
後ろ姿はこんな感じ。大きなシキをかぶっている。シキとは米を蒸す際に用いる道具である。
タノカンサァ(田の神像)は鹿児島県と宮崎県南部で見られるものである。詳しくはこちらの記事にて。