2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧
平安時代以前に薩摩・大隅で大きな勢力を誇っていた氏族をまとめる。その3回目! 大隅正八幡宮の行賢 執印(しゅういん)氏 蒲生(かもう)氏 矢上(やがみ)氏・長谷場(はせば)氏 英祢(あくね)氏 菱刈(ひしかり)氏 大隅正八幡宮の行賢 行賢は11世紀末…
薩摩国・大隅国・日向国にやってきた鎌倉武士は島津忠久(しまづただひさ)のほかにも、けっこういる。 鮫島氏(さめじま) 二階堂氏(にかいどう) 千葉氏(ちば) 渋谷(しぶや)一族 比志島氏(ひしじま) 中原親能(なかはらのちかよし) 北条氏(ほうじ…
平安時代以前に薩摩・大隅で大きな勢力を誇っていた氏族をまとめる。その2回目は大隅の覇者となった一族、薩摩南部を席捲した一族について、だ。 肝付(きもつき)氏 河邊(かわなべ)一族/薩摩平氏(さつまへいし) 阿多忠景の乱 肝付(きもつき)氏 大隅…
平安時代以前に薩摩・大隅で大きな勢力を誇っていた氏族をまとめてみた。 大蔵一族 税所(さいしょ)氏 建部(たけべ)氏/禰寝(ねじめ)氏 大前氏 大蔵一族 かなり古くから土着していたと思われる。大蔵(おおくら)一族の勢力範囲は大隅国桑原郡(現在の…
薩摩住まいは3代目から? 4代目から? 島津氏初代の忠久(ただひさ)、2代目の忠時(ただとき)は鎌倉にあり、領国経営は代官に任せていた。 薩摩に島津氏が本格的に入ってくるのは、3代目の島津久経(ひさつね)からだとされる(諸説あり)。きっかけは元寇…
鎌倉時代から近世まで薩摩国・大隅国・日向国(一部)を統治した島津家。その初代の島津忠久(しまづただひさ)の足跡を、『島津国史』に沿って見ていく。 正史の島津忠久伝 島津忠久の生年について 島津忠久の下向について 正史の島津忠久伝 『島津国史』は…
隼人はどこに行ったのか 大和朝廷の支配下に入った隼人の有力氏族はどうなったのか? 史料が乏しく、よくわかっていない。 なお、大隅の反乱(720年)以降に名が見える隼人の有力者としては、曾君多理志佐(そのきみたりしさ、か)がいる。天平12年(740年)…
薩摩国・大隅国の歴史を、古代から平安期にかけてざっくりと書いてみる。南九州における平安時代以前の史料はあまりない。断片的にしかわからないが、そこにはいろいろなヒントがあると思う。 隼人が住んでいた 大隅隼人の反乱 班田収授法、なかなか施行され…
公式発表は「源頼朝の隠し子」 島津氏初代の惟宗忠久(これむねのただひさ、島津忠久)の出自については諸説ある。確かなことはよくわかっていない。 『島津国史』という島津家の歴史をまとめた書物がある。これは島津氏第25代当主(薩摩藩第8代藩主)の島津…
巨大荘園を任される 現在の鹿児島県にあたる薩摩国・大隅国は、島津氏が治めていた。その期間は、12世紀末から1871年の廃藩置県まで。鎌倉幕府・室町幕府・江戸幕府と武家政権の時代のすべてである。 島津氏は、惟宗忠久(これむねのただひさ)を初代とする…