2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
戦国島津氏は島津忠良(しまづただよし、島津日新斎、じっしんさい)にはじまる。もともとは分家のひとつの相州家の当主であったが、嫡男の島津貴久を本宗家の後継者に擁立する。そして、一族間の抗争を勝ち抜いて覇権を握った。 島津忠良(島津日新斎)は薩…
戦国時代の島津氏は「強い」というイメージを持たれている。関ヶ原の戦いでの「島津の退き口」のほか、「木崎原の戦い」「耳川の戦い」「沖田畷の戦い」「泗川の戦い」などでの劇的な勝利がよく知られている。映画・ドラマ・小説・漫画なんかでも、このあた…
海上に突き出すようにそびえる! 開聞岳(かいもんだけ)はよく目立つ。薩摩半島南部では、あちこちからこの山をのぞむ。その存在感は強烈なのだ。南九州では海上交易を行っていた、古代の隼人も中世の豪族も、そして島津(しまづ)氏も。開聞岳は航海の目印…
島津貴久(しまづたかひさ)は西大隅の帖佐・蒲生(ちょうさ・かもう、鹿児島県姶良市)を制圧し、さらなる勢力拡大をうかがう。ただ、反抗勢力を完全に押さえ込んだわけではなく、火種はあちこちにくすぶっている。 rekishikomugae.net そして、味方っだっ…
宮崎県南西部から鹿児島県北東部にかけて広大な盆地が広がっている。都城盆地は南北約30km・東西約25㎞もの規模があり、2市2町(宮崎県都城市・三股町・高原町、鹿児島県曽於市)にまたがる。 この都城盆地を統治したのが、島津一族の北郷(ほんごう)氏であ…
幾何学模様を思わせる岩壁に水が落ちる。あちこちに伏流水がしたたり、滝壺は鮮やかな青緑色に輝く。「雄川の滝(おがわのたき)」は、なんとも神秘的な雰囲気の場所である。 雄川の滝 滝壺は鹿児島県肝属郡南大隅町根占にある。ここは町境にあたり、滝の上…