2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧
天正3年(1575年)、島津家久(しまづいえひさ)が京へ上る。『中務大輔家久公御上京日記』からその旅程を追う。一行は周防国から安芸国へと入る。そして厳島神社(いつくしまじんじゃ、広島県廿日市市)に到着。参詣の様子を島津家久はやたらと詳しく伝えて…
出かけるとほぼほぼ出くわすのである、タノカンサァ(田の神)に。鹿児島県内にはかなりの数がある(2000体以上とも)。すっかり風景の一部となっている感じもする。 塚崎の大楠(大塚神社/塚崎古墳群1号墳)を訪問したところ、近くにタノカンサァ(田の神…
「塚崎の大楠(塚崎のクス)」というのが、鹿児島県肝属郡肝付町野崎の塚崎(つかざき)にある。推定樹齢は1300年ほど。国の天然記念物にも指定されている。 巨木がそびえる場所は、なんと古墳の上。塚崎古墳群(つかざきこふんぐん)の1号墳に根付いている…
龍虎城(りゅうこじょう)は大隅国財部院(たからべいん)にあった山城である。別名に財部城(たからべじょう)とも、北俣城(きたまたじょう)とも。現在の鹿児島県曽於市財部町北俣のうちにある。 財部は大隅国と日向国の国境に位置し、中世より戦いの多い…
天正3年(1575年)に島津家久(しまづいえひさ)は上京する。『中務大輔家久公御上京日記』によると、同年3月10日に長門国の赤間関(山口県下関市)に至る。関門海峡を越えて九州を出た。その続き。一行は安芸国の厳島神社(広島県廿日市市宮島町)を目指す…
御社神社(ごしゃじんじゃ)は鹿児島県肝属郡肝付町新富に鎮座する。もともとは「五社大明神(ごしゃだいみょうじん)」「五社宮」と呼ばれていた。 猫の神社? 討たれた叛逆者とその家族を祀る 「祟り」で何があった? なお、記事中の日付は旧暦にて記す。 …