2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧
『中務大輔家久公御上京日記』で島津家久(しまづいえひさ)の旅程を追う。天正3年(1575年)4月半ばのこと、播磨国室津(むろのつ、兵庫県たつの市御津町室津)から摂津国へと入っていく。 前回の記事はこちら。 rekishikomugae.net この頃、織田信長が京を…
「戦国時代の島津氏に興味がある! でも、ぜんぜん知らないんだよね……」という人は、この本を読むといいと思う。 『かごしま戦国絵巻』著/岩川拓夫 絵/東雲ののか 出版/南方新社 岩剣城跡の前で かごしま戦国絵巻 作者:岩川 拓夫 南方新社 Amazon 南方…
鹿児島県肝属郡肝付町前田に、竹田神社(たけだじんじゃ)が鎮座する。この地はかつのての大隅国の高山(こうやま)のうちで、肝付(きもつき)氏の本拠地の高山城からも近い。 御祭神は島津忠良朝臣(しまづただよしあそん)。もともとは玉池山日新院という…
母智丘神社(もちおじんじゃ)は宮崎県都城市横市町に鎮座する。「母智丘」と呼ばれる山があり、その周辺は母智丘公園として整備されている。 三島通庸が大改修 長い石段をのぼって 碑名のない記念碑 三島通庸が大改修 御祭神を豊受毘賣神(トヨウケヒメノカ…
島津家久(しまづいえひさ)は天正3年(1575年)3月に安芸国の厳島神社(広島県廿日市市宮島町)を参詣。『中務大輔家久公御上京日記』では、その様子を興奮気味に伝えている。 前回の記事はこちら。 rekishikomugae.net 宮島をあとにして、一行は京を目指し…