ムカシノコト、ホリコムヨ。鹿児島の歴史とか。

おもに南九州の歴史を掘りこみます。薩摩と大隅と、たまに日向も。

2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『三州大乱そして下剋上/南九州戦乱史1』っていう電子書籍を出版してみました

南九州の中世史は面白い! 14世紀と15世紀が熱い! と個人的には思っています。 Amazonのkindleにて、電子書籍を出版しました。南北朝争乱期から島津忠良(しまづただよし)・島津貴久(たかひさ)の下剋上までの情報を中心にまとめました。古代のこともちょ…

市来川上の諏訪神社、石段をのぼると並立鳥居があらわれた

鹿児島県内には諏訪神社(すわじんじゃ)がやたらとある。南方神社(みなかたじんじゃ)と改称したところもある。というわけで、行った先々で諏訪神社(南方神社)と出くわすのである。 そしてお詣りすると、強烈な雰囲気であることが多いように思う。鹿児島…

串木野城(亀ヶ城)は名将と縁あり、島津家久とか島津豊久とか山田有信とか川上久朗とか

串木野城(くしきのじょう)跡は鹿児島県いちき串木野市麓にある。別名に亀ヶ城とも。かつての薩摩国日置郡串木野(櫛木野)のうち。13世紀初め頃に串木野忠道(くしきのただみち)により築かれたとされる。その後、南北朝争乱期に島津氏の支配下となる。 永…

肝付の柏尾山道隆寺跡、蘭渓道隆の開山とされる

柏尾山道隆寺(はくびさんどうりゅうじ)は大隅国肝属郡高山の新富(鹿児島県肝属郡肝付町新富)にあった。場所は高山城(こうやまじょう)跡の近く。雑木林の中に石塔類が残っている。 寛元4年(1246年)に蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が開山したとされ…