ムカシノコト、ホリコムヨ。鹿児島の歴史とか。

おもに南九州の歴史を掘りこみます。薩摩と大隅と、たまに日向も。

2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧

待世神社跡、霧島神宮(西御在所霧島権現社)の仮宮があったところ

霧島神宮(きりしまじんぐう)は鹿児島県霧島市霧島田口に鎮座する。かつては西御在所霧島権現社(にしございしょきりしまごんげんしゃ)と称した。高千穂峰の麓にあり、主祭神は天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊(アメニギシクニニギシアマツヒタカホコホ…

『妙円寺詣りの歌』の歌詞について、関ヶ原での島津義弘の奮闘を物語る

「妙円寺詣り(みょうえんじまいり)」は鹿児島県の三大行事の一つ。毎年10月に島津義弘の武威を偲んで行われる。 『妙円寺詣りの歌』というのもあり、歌詞は二十二番まである。その歌詞をあらためて見てみると、すごくよくできている。ちょっと解説を交えつ…

鹿児島の荒田八幡宮、大隅正八幡宮領荒田荘の鎮守

荒田八幡宮(あらたはちまんぐう)は鹿児島市下荒田に鎮座する。このあたりはかつての薩摩国鹿児島郡荒田村のうち。この荒田村には「荒田荘」という荘園があった。 建久8年(1197年)の『薩摩国図田帳』には「大隅正八幡宮御領二百二十五町内」の「一円御領…

曽木の荒瀬神社(悪瀬大明神社)、むかしむかし川内川を流れてきた

国道267号沿い川内川のやや南のあたりに鳥居が見えた。そこは荒瀬神社(あらせじんじゃ)という。鎮座地は鹿児島県伊佐市大口曽木。御祭神は豊玉比賣命(トヨタマヒメノミコト)・豊玉比古命(トヨタマヒコノミコト)。 静かな森の中に 川内川を流れてきて …