日置の山田で、古そうなタノカンサァ(田の神)を見つけた。水神の石祠と並んで置かれている。周囲の田んぼ見守っているような感じだ。「山田の田の神」と呼ばれている。

タノカンサァ(田の神)は五穀豊穣と子孫繁栄の守り神だ。18世紀頃から島津氏領内(現在の鹿児島県と宮崎県南部)で造られるようになった。その数はものすごく多く、集落ごとに祀られている。
タノカンサァの詳細はこちらの記事にて。
造立年代は不明。ちなみに、隣りの水神祠は宝永7年(1710年)の銘が確認できる。現地の説明看板には「おそらく同時に建立されたものだろう」と書かれているが、どうだろう?

右手に持っているのはメシゲ(しゃもじ)だろうか、あるいはスリコギか。左手に持っているのは、たぶん椀に飯を盛ったもの。頭には大きなシキ(米を蒸す道具)をかぶる。表情は摩耗によりよくわからない。

タノカンサァの視線の先は田んぼだ。また、置かれている場所は一之宮神社の参道口にあたるようだ。

参道の先にほうに鳥居が見える。そこが一之宮神社。山田の鎮守だ。由緒は不詳。

