花満開であった。精矛神社(くわしほこじんじゃ)を参拝した。再訪である。
精矛神社は鹿児島県姶良市加治木に鎮座する。御祭神は精矛厳健雄命(クワシホコイヅタケヲノミコト)だ。島津義弘(しまづよしひろ)公である。
島津義弘は関ヶ原の戦いから生還して一線を引いた。そして、隠居生活を送ったのが加治木(かじき)の地であった。関ヶ原の時点でかなりの高齢であったが、その後も長生きして元和5年(1619年)に没する。享年85。死後に加治木の本誓寺(ほんせいじ)が菩提寺とされた。ここは廃仏毀釈で廃寺に。そして明治2年(1869年)に本誓寺の後継として創建されたのが、精矛神社である。
精矛神社の詳細については、以前にも記事にしているのでそちらを見てほしい。
「そろそろ咲いているかな?」と思いながら行ってみる。日木山川に架かる橋のそばまでくると、踏切越しに桜色に染まった参道が見えた。
奥へと進む。いい雰囲気である。
鳥居のところまで来る。
石段を見上げると、こんな感じ。
2本目の鳥居のあたりも花満開である。
こちらは駐車場から稲荷神社方面の様子。
ふだんは無骨な雰囲気。どちらかといえば、精矛神社は渋い感じなのだ。花の色が入ると、まただいぶ印象が異なるのである。こっちも素敵だ!
姶良市のほかの史跡の桜もどうぞ。