ムカシノコト、ホリコムヨ。

おもに鹿児島あたりの歴史を掘りこみます

宣教師が見た沖田畷の戦い、ルイス・フロイスの『日本史』より

ルイス・フロイスの『日本史(Historia de Iapam)』を手に取ってみた。そこに綴られているのは、イエズス会宣教師が見た戦国時代だ。史料としては、かなり面白い存在なのである。 『完訳フロイス日本史』(訳/松田毅一・川崎桃太)という全12巻のシリーズ…

桜散る城跡をめぐる、帖佐館跡・平山城跡・岩剣城跡・蒲生城跡

桜の季節の城跡の写真を撮っておこうかと思い、鹿児島県姶良市にある帖佐館(ちょうさやかた)・平山城(ひらやまじょう)・岩剣城(いわつるぎじょう)・蒲生城(かもうじょう)にいってみた。見頃はちょっとすぎている感じで、花びらが落ちて地面をピンク…

春の精矛神社へ、桜並木を抜けて島津義弘公を詣でる

花満開であった。精矛神社(くわしほこじんじゃ)を参拝した。再訪である。 精矛神社は鹿児島県姶良市加治木に鎮座する。御祭神は精矛厳健雄命(くわしほこいずたけをのみこと)だ。島津義弘(しまづよしひろ)公である。 島津義弘は関ヶ原の戦いから生還し…

江之島と瀬戸、桜島の東側を『三国名勝図会』より

鹿児島県の地形は、桜島をふたつの半島が抱きかかえるような感じになっている。そのため、いろいろな方向から桜島を見ることができる。そして、角度によって表情も変わるのである。 19世紀に薩摩藩が編纂した地誌『三国名勝図会』にも、桜島が描かれた絵図が…

三俣院高城(月山日和城)跡にいってみた、群雄が奪いあった都城盆地の要衝

宮崎県都城市高城町大井手にある三俣院高城(みまたいんたかじょう)跡にいってみた(2021年10月訪問)。別名に月山日和城(がっさんひわじょう)とも。14世紀前半に肝付兼重(きもつきかねしげ)が築いたのが始まりとされる。この地は都城盆地の要衝であり…

島津貴久の戦い、分家から薩摩の覇者へ ~戦国時代の南九州、激動の16世紀【まとめ】~

南九州は14世紀より戦乱が続く。島津氏は薩摩国・大隅国・日向国の守護職にあるが、一族の抗争が絶えず。ずっと領内を統治しきれないのであった。 14世紀から15世紀にかけての混乱期についてはこちら。 rekishikomugae.net rekishikomugae.net 16世紀に入っ…

『風雲児たち』(作/みなもと太郎)、読みだしたら歴史の面白さに引きずり込まれる

江戸時代が面白い! 中世的な武士の世から近代国家に変わっていく過渡期である。その時代を生きた人が何を考え、どう行動したのか? そこのところを丁寧すぎるほど丁寧に描いているのが漫画『風雲児たち』(作/みなもと太郎)である。これ、すごい作品であ…

佐多岬と御崎神社、大隅半島の先っぽを『三国名勝図会』より

すごく遠い。行くにはけっこうな覚悟が必要だ。ここは離島を除く日本列島の最南端。 佐多岬は鹿児島県肝属郡南大隅町にある。車を走らせて南下していくうちに、植物の感じが亜熱帯性のものにかわる。陸続きなのに、見える景色は日本じゃないみたいなのだ。 …