ムカシノコト、ホリコムヨ。鹿児島の歴史とか。

おもに南九州の歴史を掘りこみます。薩摩と大隅と、たまに日向も。

志布志原田の森神社、物部守屋は南九州まで逃げてきた!?

森神社(もりじんじゃ)は鹿児島県志布志市有明町原田に鎮座する。小さな神社なのだが、なんだか気になる存在だ。御祭神は用明天皇。そして物部守屋(もののべのもりや)が創建したとも。なぜ、こんなところに? と不思議な感じがするのである。 森神社へ 物…

島津家久の上京日記【9】 六波羅蜜寺とか清水寺とか/天正3年4月22日~4月30日

島津家久(しまづいえひさ)は天正3年(1575年)4月に上洛し、京に滞在すること1ヶ月以上。その間に名所をかたっぱしから見てまわったようだ。そのことが『中務大輔家久公御上京日記』にも詳しく記されている。 前回の記事はこちら。 rekishikomugae.net 『…

喜入の宮坂神社(正一位三百餘社大明神社)

鹿児島市喜入町に「宮地(みやじ)」というところがある。地名は神社に由来するものだろう。この地には宮坂神社(みやさかじんじゃ)が鎮座する。 喜入季久が創建、肝付氏も崇敬 参詣する 主馬首一平安代の銘刀 喜入季久が創建、肝付氏も崇敬 旧称は「正一位…

木ノ氏の飛諏訪神社、陣中に飛んできた鎌を新納忠元が祭る

飛諏訪神社(とびすわじんじゃ)は薩摩国木ノ氏(きのうじ、鹿児島県伊佐市大口木ノ氏)に鎮座する。 由緒が面白い。 新納忠元(にいろただもと)が敵方と対陣しているとき、陣中にどこからともなく鎌が飛んできたという。この出来事を吉兆だと新納忠元は喜…

大口里の諏訪神社(長峯諏訪社)、大口城の南の丘の上に鎮座

鹿児島県伊佐市は、諏訪神社がやたらとある。Googleマップで調べたところ、伊佐市内の諏訪神社は10社確認できる。また、南方神社(明治時代に諏訪神社から改称)も5社が見つかる。 大口里の諏訪神社は、大口の諏訪神社の中でもっとも規模が大きいと思われる…

岩波文庫の『新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝』(編訳/石原道博)

日本の古代史を考察するとき、中国の史書が重要な史料とされる。例えば、このあたりの本。 これらに書かれている情報は、興味をそそるものばかりである。 で、中国発の古代の倭国(日本)の情報をコンパクトにまとめた本が、「岩波文庫」にある。重要なとこ…

広津田の田の神、大きいぞ!/鹿児島県曽於市大隅町月野

タノカンサァ(田の神)に鹿児島県内あちこちで出くわす。車で田舎道を走っていて「何かの像があるな」って見つけることがしばしば。で、鹿児島県曽於市大隅町の月野で、大きなタノカンサァと出会った。 こんなのが座っている なお、タノカンサァ(田の神)…

月野の太田神社、こんなところにオオタタネコ

太田神社(おおたじんじゃ)は鹿児島県曽於市大隅町月野に鎮座する。御祭神は太田田根子命(オオタタネコノミコト)。月野はかつての日向国救仁院(くにいん、志布志、しぶし)のうちで、大隅国との国境の地でもある。 オオタタネコを祭る神社が、なんでここ…

上之原の原五社神社、安永大噴火で桜島の黒神から、移住者が故郷を思う

鹿児島市の吉野に上之原(かみのはら)というところがある。吉野台地の端のほうにあたり、鹿児島湾と桜島をのぞむ。この地に原五社神社(はらごしゃじんじゃ)が鎮座する。桜島の大噴火と深いかかわりを持つ神社だ。 安永大噴火、黒神からの移住者 地域の守…

薩摩羽月の白木神社(白木観音堂)、茅葺の社殿は中世の建築様式を伝える

白木神社(しらきじんじゃ)は鹿児島県伊佐市大口白木に鎮座する。かつての薩摩国牛屎院(うしくそいん)の羽月(はつき)のうち。国道447号沿いで看板が目に入る。まえまえから寄ってみたいと思っていた場所だ。 看板のあるところから脇道に入る。こちらの…